「ZOZO前澤社長 Twitter100万円プレゼントキャンペーンの効果」をCMと比較して考えてみた
ども。ども。どうも。こてつです。
ZOZO前澤社長の100万円キャンペーンが最近話題になっていますね。
ZOZO目線での広告宣伝効果について、1年間CMを流した場合と本キャンペーンを行った場合を比較して考えてみました。
※本稿はあくまで私見、数字は概算となりますので、参考程度にお読みください
【コスト】
- CM
ZOZO年商:1000億円
一般的な年商に対する広告宣伝費率:5%
⇒ 年間CM費:50億円/年
- 100万円キャンペーン
コスト:1億円(前澤社長ポケットマネー)
【ターゲット】
- CM
CM単価:100万円/1回・15秒
年間CM本数:年間CM費÷CM単価=50億円÷100万円=5000回
CMの視聴率:5%
CMの視聴者数:日本の人口×視聴率=1.2億人×5%=600万人
⇒ TV視聴者600万人に5000回のCM認知
- 100万円キャンペーン
フォロワー増加数:70万人→600万人の+530万人。
内、3割がフォロー解除すると想定し、+370万人
⇒ フォロワー増加数370万人に対して、年2000回のツイートによる情報発信
【効果】
- CM
TV視聴者に対する企業、サービスの認知度向上(効果小)
- 100万円キャンペーン
Twitterフォロワーに対する、企業、前澤社長の考えの発信による認知度向上+囲い込み(効果大)
時の人となる事で各種メディアが取り上げ、企業、前澤社長の認知度向上(効果小)
厳密ではないですが、こんな感じでしょうか。
結論として、
- 幅広い方に、薄く認知度を上げるCMより、100万円キャンペーンの方がロイヤルカスタマーの囲い込み+時の人となる事で幅広い層に認知度向上が図れる
と考えます。
企業から個人に支払いが発生する場合、税金が発生したりと手間があるようで、他社は中々まねできないと思います。
しかし、前澤社長と同じように急成長企業で大富豪となった社長が行うことはできるので、そういった方々があとを続くのか、楽しみですね。
SNSを活用した新しい広告宣伝の手法だと感じました。
それでは!
【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座⑤】相手の期待値を把握する
ども。ども。どうも。こてつです。
コンサルティングファームで働いていた経験から、
仕事が”デキる”と思わせるビジネス上必要な姿勢やスキルについて、
連載形式で説明していきたいと思います。
今回は、
相手の期待値を把握する
です。
【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座⑤】
相手の期待値を把握する
1.対象読者
・就職活動中の大学生
・社会人1~7年目程度の若手から中堅の方
を対象としています。
2.ビジネスは突き詰めると、相手の期待値を超え続ける事
タイトルにある通り、ビジネスは突き詰めると、
相手の期待値を超え続ける事です。
相手とは、顧客や消費者、仕事依頼者である上司を指します。
期待を超えるとはどういうことか、
とある新人社員の行動を例にとって説明していきたいと思います。
- アサインされたプロジェクトであるサービスの市場規模を算出する事に取り組んでいました
- 上司が新人社員に期待している事は、「市場規模の金額を正確かつ合理的に算出する事」です
- しかし、新人社員はサービス精神から、市場規模の数字算出以外にも、
ー関係者に行ったヒアリングの議事録の書き直し&ファイリング
ーPowerPoint資料の細かい体裁やデザインの修正
ー競合サービス情報の収集・・・
等、を土日返上で行いました - 上司からは、「そんなことまで頼んでない。過労で倒れたらどうするんだ。」と怒られてしまいました。
どこが間違っているか分かりますか?
相手が求めていないことをどんなに頑張っても評価されないのです。
信頼を確保するためは、期待を超え続ける事。
期待に応えられなかった場合、一回で信用を失う事に繋がりかねません。
相手の期待に応えるためには、
まず相手が求めている事を正確に把握する事が大切です。
3.相手の期待値を把握するには
結論から言うと、仕事を受ける際に以下4点に気を付けてください。
①その仕事の背景と目的
依頼された仕事は顧客へ提案するためか、
社内の役員に報告するためか、
上司がただ把握しておきたいからか・・・
背景や目的によって求められるクオリティや納期、進め方が変わってきます。
②成果物のアウトプットイメージ
上司からよく、
「競合の新サービスについて ”ざっくり” 調べといて」
と指示される事があるかと思います。
その際に、
「分かりました」
と言ってしまっては最悪です。上司が言うざっくりはどのようなレベルをイメージしているか掴めていません。
また、
「ざっくりでは分かりません」
といっても、ケンカを売っているようで快く思われません。
「サービスの概要と特徴、主なターゲット、価格体系、差別化要因の4点を一枚ずつ、計4枚でまとめればよろしいでしょうか?」
と質問し、
「それなら各2枚ずつ、計8枚程度になるんじゃないか?」
と言われたとします。
上司の言う”ざっくり”が、思ったより詳細の情報も求められている事が分かります。
③成果物のクオリティ
②でも記載しましたが、
自分なりに仮説を立てて、具体的に質問する事で相手の期待値を推し量る必要があります。
これはかなり大事です。
納期とセットで、
まずは、3時間で議論のたたきとして40点の内容を求めているのか、
もしくは、3日間である程度完成形に近い85点の内容を求めているのか、
質問を繰り返し見極めていく必要があります。
④納期
依頼された仕事のマイルストーンを確認してください。
例えば、3日後までに頼むと言われたタスクについてマイルストーンを確認すると、
- 3日後 上司とたたきを元にした議論
- 5日後 一回目の議論を踏まえた修正内容の確認
- 8日後 細部の確認
- 12日後 顧客への提案
という事が分かったとします。
12日後の顧客提案に向けた準備をするために仕事を進めなければという事が分かります。
これが出来ていないと、
・上司の想定より早く仕事を完了した分、無理をして体を壊してしまう
・12日後の顧客提案にクオリティが足りず間に合わない
といったことが発生していしまいます。
依頼者と仕事のマイルストーンの認識を合わせておく事が大切です。
4.最後に
いかがだったでしょうか?
相手の期待値を把握する事は、思っている以上に大切です。
みなさんも意識してみてください。
それでは!
ZOZO前澤社長 Twitter100万円プレゼントキャンペーンの狙いについて考えてみた
ども。ども。どうも。こてつです。
先日ZOZOの前澤社長が、Twitterのフォローとリツイートした方から抽選で100名に100万円現金プレゼントすると発表した企画がニュースになっていますね。
株式会社「ZOZO」代表取締役社長・前澤友作氏(43)が、7日午前8時40分過ぎにツイッターのリツイート数世界記録を更新した。5日夜、自身のツイッターで「100人に100万円をプレゼントする」と宣言した投稿へのリツイートがこれまでの世界記録355万件を上回った
もちろん自分もフォロー&リツイートしました(笑)
このニュースに関して賛否両論、様々な意見が出ています。
この企画が前澤社長にとって、どのようなメリットがあるか考えてみました。
100万円プレゼントキャンペーンによる前澤社長のメリット
- 拡散・リツイートによるニュース化、結果としてZOZOおよび前澤社長の知名度向上
- 前澤社長のTwitterフォロワー数増による、顧客の囲い込み
大きくはこの二点が考えられます。
1については、特にTwitterをする若者中心にZOZOおよび前澤社長の知名度が向上すると考えられます。
テレビを見なくなった人が増えていると言われている昨今、CMでなくSNSを活用して知名度向上を狙うのは旨いと思います。
上記のニュース記事によると、リツイート件数は世界最高の355万件を突破したそう。
2については、このキャンペーンによりTwitterのフォロワー数が70→400万人に増加したそう。8割以上がフォローし続けるとしても350万人以上が前澤社長をフォローし続けます。
その方たちに、定期的に情報発信し続けられるという事は、囲い込みが成功していると考えられます。
このキャンペーンは前澤社長個人の資金1億円を活用したと言われています。
CMに一億円投資するより、よっぽど効果があるのでは、と自分は思います。
企業から個人への支払いとなると税金が発生するらしく、他社は中々同じような事はできないと思っています。
さすが前澤社長という戦略を感じました。
今後の動向にも期待です。
それでは!
【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座④】”感情”よりも”論理”を優先させる
ども。ども。どうも。こてつです。
コンサルティングファームで働いていた経験から、
仕事が”デキる”と思わせるビジネス上必要な姿勢やスキルについて、
連載形式で説明していきたいと思います。
今回は、
”感情”よりも”論理”を優先させる
です。
【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座④】
”感情”よりも”論理”を優先させる
1.対象読者
・就職活動中の大学生
・社会人1~7年目程度の若手から中堅の方
を対象としています。
2.なぜ論理を優先させるべきか
ある主張を相手に納得してもらうためには、感情的な説明と論理的な説明、どちらが効果的だと思いますか?
もちろんケースバイケースで感情的に訴える事も必要です。
ですが、ビジネス上では、論理さえ通っていれば上の立場の人も耳を貸しますが、曖昧な事を感情で説得しようとする若者は信頼されません。
企業の第一線でビジネスをやっている人たちは、論理を大切にします。
例えば、億単位の投資判断をする際には、なぜその投資が必要なのか、その投資によってどれくらいの効果が見込めるのか・・・を検討します。
億単位の投資判断をする際に、なんとなくよさそうだから、では投資しないですよね?
ある主張を相手に説得させるためには論理が必要です。
筋が通っている事が前提に、そのダメ押しとして、感情的に訴える事が必要だと思っています。
そのため、ビジネスでは感情的ではなく、筋の通った(主張ー理由ー具体例が論理的である)主張を心掛ける必要があります。
論理的な主張とは何かについては、別記事で詳細を解説していますのでご参照ください。
3.販売員をイメージした例
ここで、何かを判断する側に立って考えてみましょう。
百貨店の化粧品売り場に来ていて、乾燥肌にかなり悩んでいるあなたは、1万円相当の高級美容液を新たに購入したいと考えているとします。
感情的に訴えてくる販売員の方と、論理と感情面併せて訴えてくる販売員の方、
どちらが好印象でしょうか。
【感情面で訴えてくる販売員】
- お肌の乾燥に悩まれているのであれば、こちらの商品がおすすめです
- 今人気のヒット商品で、多くの方に愛用頂いているんですよ
- パッケージも高級感があって、気に入られると思いますよ
- 絶対にこの商品はおすすめです!
【論理と感情面の両輪で訴えてくる販売員】
- お肌の乾燥に悩まれているという事ですので、現状の肌状態を測定しますね
- お肌の水分量は○○、皮脂量は△△なので、肌タイプAの乾燥肌ですね
- 肌タイプAの方におススメの美容液はこちらの商品です
- XXという成分が浸透し肌内部を潤し、YYという成分が肌に膜を張り水分の蒸発を防ぎます
- 一か月使用して頂いたモニター結果として、水分量○○%UP、皮脂量△△%UPという結果が出ており、乾燥が気にならなくなった、化粧ノリがよくなったというコメントを多くいただいています
- 私も愛用していて、こちらの商品はおすすめですよ
1万円の買い物をする際に、感情論だけで訴えられても購入する気になれないですよね。
同様に家や車を買う際になればなるほど、なぜ購入したいか真剣に考えると思います。
ビジネスでも同様です。
何かを判断するには理由が必要で、曖昧な意見を言う人は信用されません。
ただし、スピード感をもって判断する必要がある際には、最低限の理由と直感を元に判断する場合があります。
特に近年はニーズやIT技術の変化が激しいため、誰もが納得する理由作りに時間を割きすぎていては、動き出しが遅くなってしまい他社に負けてしまいます。
この辺りは、後日、「仮説思考」の必要性にて解説させて頂きます。
4.最後に
いかがだったでしょうか。
論理的に話す事は、普段から意識していないと身に付きません。
あらゆるもの事に好奇心をもって「なぜ?」を繰り返す事で論理性が身に付きます。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
それでは!
【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座③】誰もが納得する数字というファクトで語る
ども。ども。どうも。こてつです。
コンサルティングファームで働いていた経験から、
仕事が”デキる”と思わせるビジネス上必要な姿勢やスキルについて、
連載形式で説明していきたいと思います。
今回は、
誰もが納得する数字というファクトで語る
です。
【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座③】
誰もが納得する数字というファクトで語る
1.対象読者
・就職活動中の大学生
・社会人1~7年目程度の若手から中堅の方
を対象としています。
2.ファクトで語るとは
新人の頃は、経験豊富なベテラン社員(40~50代の課長から部長相当)を相手に、
何かを説得させる事や、承認を得る事に苦労した経験は無いでしょうか?
そんなときは、「ファクトで語る」事が大切です!
では、ファクトで語るとはどういうことでしょうか?
ファクトとは、「事実」の事です。
つまり、自分の経験談や気の利いた言葉ではなく、動かしようのない事実をさします。
事実の最たるものは「数字」です。
数字は動かしようがなく、否定のしようがありません。
数字は世界共通言語で、ビジネスでは数字で語る事が大切です。
3.新人社員の武器は数字というファクト
知識も経験も乏しい新人社員の意見は、なかなか信用してもらえないものです。
例えば、営業効率を上げる事をテーマにしたプロジェクトの場面を想定してみます。
- 理由が言えなくて意見が通らないケース
「新人」
顧客から引合が来てから、顧客課題を時間をかけて整理し、
顧客に合ったソリューションを提案する顧客ニーズ起点のアプローチから、
自社の重点ソリューションに適した顧客のみをターゲットとする
ソリューション起点のアプローチに変えるべきだと思います。
「上司」
なぜそう思う?
⇒ 主張に対して、理由が言えていない - 理由が言えても根拠が言えずに意見が通らないケース
「新人」
顧客から引合が来てから、顧客課題を時間をかけて整理し、
顧客に合ったソリューションを提案する顧客ニーズ起点のアプローチから、
自社の重点ソリューションに適した顧客のみをターゲットとする
ソリューション起点のアプローチに変えるべきだと思います。
「上司」
なぜそう思う?
「新人」
顧客ニーズ起点のアプローチでは、自社ソリューションでは解決できない
課題を持つ顧客に対しても、時間をかけてアプローチし続け、
結果受注に至らないケースがあると思います。
「上司」
本当か?証拠はあるか?
⇒ 理由をサポートする根拠となるファクトが言えていない - 数字というファクトを用いて意見が通ったケース
「新人」
顧客から引合が来てから、顧客課題を時間をかけて整理し、
顧客に合ったソリューションを提案する顧客ニーズ起点のアプローチから、
自社の重点ソリューションに適した顧客のみをターゲットとする
ソリューション起点のアプローチに変えるべきだと思います。
「上司」
なぜそう思う?
「新人」
顧客ニーズ起点のアプローチでは、自社ソリューションでは解決できない
課題を持つ顧客に対しても、時間をかけてアプローチし続け、
結果受注に至らないケースがあると思います。
「上司」
本当か?証拠はあるか?
「新人」
トップ営業マンの特徴はソリューション起点のアプローチを実践している事が
ヒアリングで分かり、受注率は40%、受注までの平均リードタイムは1か月
です。
一方、それ以外の営業マンは顧客ニーズ起点のアプローチを実践しており、
受注率は10%、受注までの平均リードタイムは4か月
となっています。
「上司」
なるほど。事実関係の更なる整理と営業プロセス変更を検討しよう
いかがでしょうか。
人を納得させるためには、実際に数字に落とし込み、証拠とすることが大切です。
上司や顧客が感覚的に問題認識しつつも、事実を数字として把握できているケースは多くありません。
また、役職者は忙しくデータ収集に割く時間もありません。
そのような場合は、事実関係をヒアリング、現場観察、アンケート、参考文献収集・・等でファクトを集める。
そのファクトをもって意見を言う。
これが、知識経験が乏しい新人社員が活躍する一つの手段だと思います。
4.最後に
ビジネスや面接等の場面で、相手に自分の主張を納得させるためには、
数字を活用した理由を言うこと
が大切です!
是非意識してみてください。
それでは!