【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座③】誰もが納得する数字というファクトで語る
ども。ども。どうも。こてつです。
コンサルティングファームで働いていた経験から、
仕事が”デキる”と思わせるビジネス上必要な姿勢やスキルについて、
連載形式で説明していきたいと思います。
今回は、
誰もが納得する数字というファクトで語る
です。
【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座③】
誰もが納得する数字というファクトで語る
1.対象読者
・就職活動中の大学生
・社会人1~7年目程度の若手から中堅の方
を対象としています。
2.ファクトで語るとは
新人の頃は、経験豊富なベテラン社員(40~50代の課長から部長相当)を相手に、
何かを説得させる事や、承認を得る事に苦労した経験は無いでしょうか?
そんなときは、「ファクトで語る」事が大切です!
では、ファクトで語るとはどういうことでしょうか?
ファクトとは、「事実」の事です。
つまり、自分の経験談や気の利いた言葉ではなく、動かしようのない事実をさします。
事実の最たるものは「数字」です。
数字は動かしようがなく、否定のしようがありません。
数字は世界共通言語で、ビジネスでは数字で語る事が大切です。
3.新人社員の武器は数字というファクト
知識も経験も乏しい新人社員の意見は、なかなか信用してもらえないものです。
例えば、営業効率を上げる事をテーマにしたプロジェクトの場面を想定してみます。
- 理由が言えなくて意見が通らないケース
「新人」
顧客から引合が来てから、顧客課題を時間をかけて整理し、
顧客に合ったソリューションを提案する顧客ニーズ起点のアプローチから、
自社の重点ソリューションに適した顧客のみをターゲットとする
ソリューション起点のアプローチに変えるべきだと思います。
「上司」
なぜそう思う?
⇒ 主張に対して、理由が言えていない - 理由が言えても根拠が言えずに意見が通らないケース
「新人」
顧客から引合が来てから、顧客課題を時間をかけて整理し、
顧客に合ったソリューションを提案する顧客ニーズ起点のアプローチから、
自社の重点ソリューションに適した顧客のみをターゲットとする
ソリューション起点のアプローチに変えるべきだと思います。
「上司」
なぜそう思う?
「新人」
顧客ニーズ起点のアプローチでは、自社ソリューションでは解決できない
課題を持つ顧客に対しても、時間をかけてアプローチし続け、
結果受注に至らないケースがあると思います。
「上司」
本当か?証拠はあるか?
⇒ 理由をサポートする根拠となるファクトが言えていない - 数字というファクトを用いて意見が通ったケース
「新人」
顧客から引合が来てから、顧客課題を時間をかけて整理し、
顧客に合ったソリューションを提案する顧客ニーズ起点のアプローチから、
自社の重点ソリューションに適した顧客のみをターゲットとする
ソリューション起点のアプローチに変えるべきだと思います。
「上司」
なぜそう思う?
「新人」
顧客ニーズ起点のアプローチでは、自社ソリューションでは解決できない
課題を持つ顧客に対しても、時間をかけてアプローチし続け、
結果受注に至らないケースがあると思います。
「上司」
本当か?証拠はあるか?
「新人」
トップ営業マンの特徴はソリューション起点のアプローチを実践している事が
ヒアリングで分かり、受注率は40%、受注までの平均リードタイムは1か月
です。
一方、それ以外の営業マンは顧客ニーズ起点のアプローチを実践しており、
受注率は10%、受注までの平均リードタイムは4か月
となっています。
「上司」
なるほど。事実関係の更なる整理と営業プロセス変更を検討しよう
いかがでしょうか。
人を納得させるためには、実際に数字に落とし込み、証拠とすることが大切です。
上司や顧客が感覚的に問題認識しつつも、事実を数字として把握できているケースは多くありません。
また、役職者は忙しくデータ収集に割く時間もありません。
そのような場合は、事実関係をヒアリング、現場観察、アンケート、参考文献収集・・等でファクトを集める。
そのファクトをもって意見を言う。
これが、知識経験が乏しい新人社員が活躍する一つの手段だと思います。
4.最後に
ビジネスや面接等の場面で、相手に自分の主張を納得させるためには、
数字を活用した理由を言うこと
が大切です!
是非意識してみてください。
それでは!