【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座⑤】相手の期待値を把握する
ども。ども。どうも。こてつです。
コンサルティングファームで働いていた経験から、
仕事が”デキる”と思わせるビジネス上必要な姿勢やスキルについて、
連載形式で説明していきたいと思います。
今回は、
相手の期待値を把握する
です。
【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座⑤】
相手の期待値を把握する
1.対象読者
・就職活動中の大学生
・社会人1~7年目程度の若手から中堅の方
を対象としています。
2.ビジネスは突き詰めると、相手の期待値を超え続ける事
タイトルにある通り、ビジネスは突き詰めると、
相手の期待値を超え続ける事です。
相手とは、顧客や消費者、仕事依頼者である上司を指します。
期待を超えるとはどういうことか、
とある新人社員の行動を例にとって説明していきたいと思います。
- アサインされたプロジェクトであるサービスの市場規模を算出する事に取り組んでいました
- 上司が新人社員に期待している事は、「市場規模の金額を正確かつ合理的に算出する事」です
- しかし、新人社員はサービス精神から、市場規模の数字算出以外にも、
ー関係者に行ったヒアリングの議事録の書き直し&ファイリング
ーPowerPoint資料の細かい体裁やデザインの修正
ー競合サービス情報の収集・・・
等、を土日返上で行いました - 上司からは、「そんなことまで頼んでない。過労で倒れたらどうするんだ。」と怒られてしまいました。
どこが間違っているか分かりますか?
相手が求めていないことをどんなに頑張っても評価されないのです。
信頼を確保するためは、期待を超え続ける事。
期待に応えられなかった場合、一回で信用を失う事に繋がりかねません。
相手の期待に応えるためには、
まず相手が求めている事を正確に把握する事が大切です。
3.相手の期待値を把握するには
結論から言うと、仕事を受ける際に以下4点に気を付けてください。
①その仕事の背景と目的
依頼された仕事は顧客へ提案するためか、
社内の役員に報告するためか、
上司がただ把握しておきたいからか・・・
背景や目的によって求められるクオリティや納期、進め方が変わってきます。
②成果物のアウトプットイメージ
上司からよく、
「競合の新サービスについて ”ざっくり” 調べといて」
と指示される事があるかと思います。
その際に、
「分かりました」
と言ってしまっては最悪です。上司が言うざっくりはどのようなレベルをイメージしているか掴めていません。
また、
「ざっくりでは分かりません」
といっても、ケンカを売っているようで快く思われません。
「サービスの概要と特徴、主なターゲット、価格体系、差別化要因の4点を一枚ずつ、計4枚でまとめればよろしいでしょうか?」
と質問し、
「それなら各2枚ずつ、計8枚程度になるんじゃないか?」
と言われたとします。
上司の言う”ざっくり”が、思ったより詳細の情報も求められている事が分かります。
③成果物のクオリティ
②でも記載しましたが、
自分なりに仮説を立てて、具体的に質問する事で相手の期待値を推し量る必要があります。
これはかなり大事です。
納期とセットで、
まずは、3時間で議論のたたきとして40点の内容を求めているのか、
もしくは、3日間である程度完成形に近い85点の内容を求めているのか、
質問を繰り返し見極めていく必要があります。
④納期
依頼された仕事のマイルストーンを確認してください。
例えば、3日後までに頼むと言われたタスクについてマイルストーンを確認すると、
- 3日後 上司とたたきを元にした議論
- 5日後 一回目の議論を踏まえた修正内容の確認
- 8日後 細部の確認
- 12日後 顧客への提案
という事が分かったとします。
12日後の顧客提案に向けた準備をするために仕事を進めなければという事が分かります。
これが出来ていないと、
・上司の想定より早く仕事を完了した分、無理をして体を壊してしまう
・12日後の顧客提案にクオリティが足りず間に合わない
といったことが発生していしまいます。
依頼者と仕事のマイルストーンの認識を合わせておく事が大切です。
4.最後に
いかがだったでしょうか?
相手の期待値を把握する事は、思っている以上に大切です。
みなさんも意識してみてください。
それでは!