【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座④】”感情”よりも”論理”を優先させる
ども。ども。どうも。こてつです。
コンサルティングファームで働いていた経験から、
仕事が”デキる”と思わせるビジネス上必要な姿勢やスキルについて、
連載形式で説明していきたいと思います。
今回は、
”感情”よりも”論理”を優先させる
です。
【就活生・社会人必見!”デキる”ビジネスマン講座④】
”感情”よりも”論理”を優先させる
1.対象読者
・就職活動中の大学生
・社会人1~7年目程度の若手から中堅の方
を対象としています。
2.なぜ論理を優先させるべきか
ある主張を相手に納得してもらうためには、感情的な説明と論理的な説明、どちらが効果的だと思いますか?
もちろんケースバイケースで感情的に訴える事も必要です。
ですが、ビジネス上では、論理さえ通っていれば上の立場の人も耳を貸しますが、曖昧な事を感情で説得しようとする若者は信頼されません。
企業の第一線でビジネスをやっている人たちは、論理を大切にします。
例えば、億単位の投資判断をする際には、なぜその投資が必要なのか、その投資によってどれくらいの効果が見込めるのか・・・を検討します。
億単位の投資判断をする際に、なんとなくよさそうだから、では投資しないですよね?
ある主張を相手に説得させるためには論理が必要です。
筋が通っている事が前提に、そのダメ押しとして、感情的に訴える事が必要だと思っています。
そのため、ビジネスでは感情的ではなく、筋の通った(主張ー理由ー具体例が論理的である)主張を心掛ける必要があります。
論理的な主張とは何かについては、別記事で詳細を解説していますのでご参照ください。
3.販売員をイメージした例
ここで、何かを判断する側に立って考えてみましょう。
百貨店の化粧品売り場に来ていて、乾燥肌にかなり悩んでいるあなたは、1万円相当の高級美容液を新たに購入したいと考えているとします。
感情的に訴えてくる販売員の方と、論理と感情面併せて訴えてくる販売員の方、
どちらが好印象でしょうか。
【感情面で訴えてくる販売員】
- お肌の乾燥に悩まれているのであれば、こちらの商品がおすすめです
- 今人気のヒット商品で、多くの方に愛用頂いているんですよ
- パッケージも高級感があって、気に入られると思いますよ
- 絶対にこの商品はおすすめです!
【論理と感情面の両輪で訴えてくる販売員】
- お肌の乾燥に悩まれているという事ですので、現状の肌状態を測定しますね
- お肌の水分量は○○、皮脂量は△△なので、肌タイプAの乾燥肌ですね
- 肌タイプAの方におススメの美容液はこちらの商品です
- XXという成分が浸透し肌内部を潤し、YYという成分が肌に膜を張り水分の蒸発を防ぎます
- 一か月使用して頂いたモニター結果として、水分量○○%UP、皮脂量△△%UPという結果が出ており、乾燥が気にならなくなった、化粧ノリがよくなったというコメントを多くいただいています
- 私も愛用していて、こちらの商品はおすすめですよ
1万円の買い物をする際に、感情論だけで訴えられても購入する気になれないですよね。
同様に家や車を買う際になればなるほど、なぜ購入したいか真剣に考えると思います。
ビジネスでも同様です。
何かを判断するには理由が必要で、曖昧な意見を言う人は信用されません。
ただし、スピード感をもって判断する必要がある際には、最低限の理由と直感を元に判断する場合があります。
特に近年はニーズやIT技術の変化が激しいため、誰もが納得する理由作りに時間を割きすぎていては、動き出しが遅くなってしまい他社に負けてしまいます。
この辺りは、後日、「仮説思考」の必要性にて解説させて頂きます。
4.最後に
いかがだったでしょうか。
論理的に話す事は、普段から意識していないと身に付きません。
あらゆるもの事に好奇心をもって「なぜ?」を繰り返す事で論理性が身に付きます。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
それでは!